続きになります。
羽生「ゆいちゃんはどんな人がタイプ??」
ゆい「うーん、なんだろう。穏やかな人が好きかな。」
羽生「なんか普通だね。」
ゆい「うん、普通の人がいい!笑 細かいこと出したら色々あるけどなんだかんだ一緒にいて居心地の良い人がいいね。」
羽生「たしかに。見た目っていつかは変わるし、見た目が良くても性格が合わなかったら辛いもんね。」
ゆい「そうそう!あとは価値観が似てる人!」
羽生「価値観一緒は無理じゃない?」
ゆい「一緒は無理だと思うよ。だから似てる人!他人だから価値観が違うのは当たり前だけどお互い歩み寄れるならいいのかなーと思う。」
羽生「そういうもんかー。」
羽生くん、性格なのか発言がネガティブですよね。無理じゃない?とか決めつけてくるような発言をする人はあまり好きじゃないです。
羽生「じゃあどういう人が嫌い?」
ゆい「嫌いか…なんだろう。常識がない人かな。」
羽生「例えば?」
ゆい「最近嫌だなって思ったのは、外食した時に隣のテーブルにいたカップルの店員さんへの態度かな!彼氏のほうなんだけど、店員さんに命令口調で見ててすごく嫌な気持ちになった。」
羽生「あー、それは嫌だね。」
ゆい「だよね!偉そうにする人本当に嫌だ。彼女の前でやるってことはそういうのがかっこいいって思っているのかな?彼女からしたら恥ずかしいと思うんだけどね。」
羽生「たしかにださいよね。俺もそういう男は嫌だな。」
羽生くんが同調してくれてちょっと嬉しくなりました。
このタイミングで店員さんが来ました。
店員「失礼いたします。良かったら空いているお皿をお下げしてもよろしいでしょうか?」
ゆい「ありがとうございます。お願いします。」
羽生「・・・。」
お皿を下げた後、追加で注文した料理が運ばれてきました。
店員「お待たせいたしました。」
ゆい「ありがとうございます。」
羽生「・・・。」
そういえば羽生くんは店員さんが来ると必ず無言になるので少し気になりました。
店員さんが手前に座っている羽生くんに対して、
店員「良かったら新しい取り皿をお持ちしますか?」
と言いました。
それに対して羽生くんは店員さんの顔を見ずに、いらないとばかりに手をひらひらと振り断りました。しかも、無言で。
私は思わず、
ゆい「お皿は入らないです。ありがとうございます。」
と言ってしまいました。
え、、、私の話聞いてたのかな?
あの話の直後にこれってわざと??
ついそう思ってしまいましたが羽生くんは悪びれるそぶりもなく、料理に手を付けました。
なんだかすごく残念な気持ちになり、一気に冷めてしまいました。その後も羽生くんから色々聞かれましたが適当に答え、早く帰ることだけを考えていました。
お会計の時間になり、店員さんが伝票を持ってきました。
伝票を受け取り、羽生くんが支払ってくれました。
ゆい「ありがとう。ご馳走様でした。」
羽生「安かったからいいよ。この後どうする?もう一軒行く?」
もちろん、お断りですね。
ゆい「明日も仕事早いし、また今度でもいいかな??ごめんね。」
羽生「そっか。じゃあまた予定立てよ。」
そう言いながらお会計を待っていると、後ろの席で店員さんがグラスを落とし割った音がしました。
店員「失礼しましたー!」
と言いながら店員さんが2人で割れたグラスを片付けていました。
他のテーブルの片付けをしている時に落としてしまったみたいでお客さんに被害は無いようでした。
片付けている店員さんは大学生くらいの若い子でした。
それを見た羽生くんが、
羽生「こんな仕事選ぶ意味が分からないんだよね。もっと有意義な仕事をすればいいのに。」
と鼻で笑いながら言いました。
ゆい「…他人の仕事のことをとやかく言うのはよくないと思うよ。そんなこと言うなら外食するべきでは無いよね。」
この人は人を見下して優越感を感じる人なんだなと思いました。
そんな人と一緒にいる意味もないし、気を遣うこともないなと思ったら自然と言葉が出てしまいました。
羽生「あー…そういう意味ではなかったんだけど…」
と歯切れの悪い返答がきました。
お会計が終わり、店を出て駅まで歩いて行きました。その間、話しかけられましたが適当に受け答えをしました。
改札に入り、適当にお別れの挨拶をして別々の電車に乗りました。
電車に乗ったあとLINEがきました。
私の態度が悪かったので文句でも送ってきたかと思っていたら、まさかのまた会いたいとのことでした。
予想外の内容に驚きましたがもう会うつもりはなかったので今日はありがとうございましたとだけ送りました。
憎めないなと思った瞬間もありましたが、最終的には無理になってしまいました。
鼻で笑いながら話すあたり人柄が出ていたのかもしれませんね。笑
羽生くんの話をするのにだいぶ時間がかかってしまいましたが、ようやく次の話に行けます!!
次もアプリで出会った人の話です!!
ではでは。