続きになります。
羽生くんの私服のダサさにはびっくりしましたが、気にしないようにすれば意外と普通に楽しめました。
お酒が入れば割とその場を楽しめるタイプなのは私の長所かもしれません^^
ゆい「イギリスはどうだった?」
羽生「一言で言うと最高だった!帰国したくなかったよ。」
ゆい「へ~!!そんなによかったんだね!」
羽生「うん!すごくよかった。いつか永住できたらいいなって思ってる。」
イギリスにいた時の話をする羽生くんは楽しそうで明らかにテンションが上がったのが分かりました。一通りイギリスの話を聞くと羽生くんから質問をしてくれるようになりました。
羽生「ゆいちゃんはお休みの日は何してるの?」
ゆい「出かける時もあるけど、家にいるのも好きなんだよね~。羽生くんは?」
羽生「俺はインドアだから基本家にいるかな。読書したり映画見たりが多いかも。」
ゆい「私もそうだよー!私の場合、読書は本だけじゃなくて漫画も入るけどね笑」
羽生「え!漫画読むんだ!意外ー!少女漫画とか読んでそう。」
ゆい「意外かな?少女漫画は読まないよー!男兄弟がいるせいか昔から少年漫画ばっか読んでるよ。」
羽生「すごく意外!何読むの??」
ゆい「最近読んでるのはキングダムとか進撃の巨人とかかなー。昔から好きなのはジョジョ!これは兄の影響かも。」
羽生「へー。結構コアな漫画も読むんだね。」
ゆい「そうかな?有名な漫画ばっかだよ。」
ん?
なんて言った??
ゆい「え、ごめん。聞き取れなかった。なんて言ったの??」
あまり聞いたことない単語に聞き返すと、鼻で笑いながら、
羽生「あ、ギークって言ったんだ。ごめん、帰国したばかりでつい英語が出ちゃったよ。」
ゆい「あ…そうだったんだ。ごめん。私英語分からないからどういう意味か分からないんだ。」
羽生「あー、そうなんだね。ギークはね、なんて言うんだろう…まー簡単に言えばオタクってことかな。」
ゆい「あ、そうなんだ!初めて知ったー!オタクって言うほど知識はないから本物のオタクの人に怒られちゃうよー。」
羽生「いやいや、俺からしたらゆいちゃんは十分ギーク…あ、ごめん。また英語が出ちゃった。オタクの分類に入るから。」
え、いきなりどうした?笑
ちょっと海外行ってただけで英単語出ちゃうものなの??
絶対ギークって言葉そんなに使う頻度高くないよね??笑
ゆい「そっか!イギリスにいたんだもんね!英語話せるのすごいな~。」
一応褒めてみると、嬉しそうに
羽生「いやいや、何年かいたら普通に話せるから。まーもともと英語は得意だったっていうのもあるけどね。」
そこからの羽生くんはちょこちょこ単語を英語に変えるようになりました。
誰でもわかるような英単語ならともかく、聞きなれない単語ばかりで毎回なんて言ったの?と聞く羽目に・・・
その度に鼻で笑いながら、あー今の言葉はねと説明されました。
謎の優越感を感じている羽生くんの顔にもドン引きでしたが、だんだんルー大柴にしか見えなくなってきました。
丁度店員さんがパスタを持ってきてくれたので取り分けてお皿を渡すと、
羽生「ありがとう!俺broccoli好きなんだよね。」
パスタにブロッコリーが入っていたので羽生くんのお皿にも乗せてあげたのですが、いきなりめちゃくちゃ発音の良いブロッコリーがきたので思わず固まってしまいました。
羽生「え、broccoli知らないの?」
と鼻で笑われ
ゆい「いや、、、知ってるよ。いきなり発音がいいブロッコリーが来てびっくりしちゃって、、、」
今までもちょこちょこ英語は入ってきましたが発音は普通でした。
なのにいきなりブロッコリーだけ妙に発音よく言われたので笑いをこらえるのに必死でした。羽生くんは真面目な顔で言ってきたのでふざけていってきたわけではなかったみたいです。
ドヤ顔やら鼻で笑うのはいかがなものかと思いましたが、ヒートテックやブロッコリーなどちょこちょこ笑わせてくれる羽生くん。
ドン引きもしましたがちょっと憎めなくなってきました。
まだまだ書きたいことがあるのでこの辺で。
④へ続きます。
ではでは。